ワケありニートな年下ワンコを飼いました
あなたを満たしたい
「じゃあ、いってきます」
「はーい、いってらっしゃーい」
エプロン姿のガクくんに見送られて、出勤する。
まだ5日目だけど、なんだかこれが妙に自然な感じになってきた。そして彼のエプロン姿と笑顔がとてつもなくかわいくて、癒される。
一緒に暮らしはじめてから、ガクくんは毎日美味しい食事を作ってくれていた。栄養のことも考えていて、バランスが取れたメニューばかり。
さらに彼は、なかなかの節約上手だった。結構食材を買っているのに、渡している生活費の減りはとてもゆるやか。
どうやら我が家の近所には、食材を安く売っているお店が多いみたい。料理をする気が一切なかった私は、ノーマークだったけれど。
ちなみにガクくんとは、まだ別々に寝ている。新しい布団を1組買ったから寝袋生活ではないものの、私はなんとなくモヤモヤしていた。
体目当てではないけれど、下心はある。私もガクくんも、きっとそんな感じ。
でも、簡単に「そういう関係」になってしまっていいのかな。気後れというかモラル意識というか、そんな複雑な気持ちがあった。
恋人ではない。それどころか、お互いに恋愛感情すらないのに。自分の性的欲求を満たすためだけに、あんな若い子と……なんて、やっぱりダメよね。
誰でもいいわけじゃない。ガクくんはかわいいし、一緒にいると安らぐ。だからこそ、一線を超えると歯止めが効かなくなってしまう気がしていた。
「はーい、いってらっしゃーい」
エプロン姿のガクくんに見送られて、出勤する。
まだ5日目だけど、なんだかこれが妙に自然な感じになってきた。そして彼のエプロン姿と笑顔がとてつもなくかわいくて、癒される。
一緒に暮らしはじめてから、ガクくんは毎日美味しい食事を作ってくれていた。栄養のことも考えていて、バランスが取れたメニューばかり。
さらに彼は、なかなかの節約上手だった。結構食材を買っているのに、渡している生活費の減りはとてもゆるやか。
どうやら我が家の近所には、食材を安く売っているお店が多いみたい。料理をする気が一切なかった私は、ノーマークだったけれど。
ちなみにガクくんとは、まだ別々に寝ている。新しい布団を1組買ったから寝袋生活ではないものの、私はなんとなくモヤモヤしていた。
体目当てではないけれど、下心はある。私もガクくんも、きっとそんな感じ。
でも、簡単に「そういう関係」になってしまっていいのかな。気後れというかモラル意識というか、そんな複雑な気持ちがあった。
恋人ではない。それどころか、お互いに恋愛感情すらないのに。自分の性的欲求を満たすためだけに、あんな若い子と……なんて、やっぱりダメよね。
誰でもいいわけじゃない。ガクくんはかわいいし、一緒にいると安らぐ。だからこそ、一線を超えると歯止めが効かなくなってしまう気がしていた。