一番星のようなあの子


優しさじゃない。相手のことは思いやるけど

ただ単に私が嫌われるのが怖かった。

離れていくのが怖かった。

都合の良い言葉だとしてもそれはまた

本心で。

自分では絶対踏み込めない領域。

彼なら踏み込めそうな領域。

この差はわかってる。

普段の信頼だろうな。

みんなの言うことうんうんだけ言って

自分の気持ちを言うのを避けて顔文字や

他の子や彼をいじるので誤魔化して。

ずっとわかってたのに。

私は空っぽの人間なんだって。
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