推しと恋しちゃだめですか?
……どうしよう。
緊張する。
でも、お菓子もあるし!
ようし!
私は意を決して扉をノックする。
すると、ガチャリと音がして扉が開いた。
緊張して下を向いた私は、部屋にコソコソと入る。
バタン、扉が閉まった。
「ええっと、隣にきた白野すみれです。これ、どうぞ――」
お菓子を差し出して相手の顔をみる。
「……え」
相手、それは……、私の推しであり、恋の相手の…。
――佐木ゆうとくんだった。
「は?」
どうしよう、どうしよう!!
「お前、握手会に来てた……」
ぁぁぁぁっ、何か覚えられてる……!!
私変なことでも言ってたかな!?
「そそそそそっ、そうです、佐木くんのファンです!!」
私はガタガタと震えて言う。
「なら自己紹介はいらないな。あ、連絡先、交換しよ」
「は、はい…!」
佐木くんと寮隣で連絡先交換できるなんて…!!
もしかして私、今日命日?
「それと、敬語禁止、名字じゃなくて名前で呼んで」「うん…、わかった…!」
うううっ、顔が良い…!!
本当に私、生まれてきてよかった……!!
なんて思う初日であった。
緊張する。
でも、お菓子もあるし!
ようし!
私は意を決して扉をノックする。
すると、ガチャリと音がして扉が開いた。
緊張して下を向いた私は、部屋にコソコソと入る。
バタン、扉が閉まった。
「ええっと、隣にきた白野すみれです。これ、どうぞ――」
お菓子を差し出して相手の顔をみる。
「……え」
相手、それは……、私の推しであり、恋の相手の…。
――佐木ゆうとくんだった。
「は?」
どうしよう、どうしよう!!
「お前、握手会に来てた……」
ぁぁぁぁっ、何か覚えられてる……!!
私変なことでも言ってたかな!?
「そそそそそっ、そうです、佐木くんのファンです!!」
私はガタガタと震えて言う。
「なら自己紹介はいらないな。あ、連絡先、交換しよ」
「は、はい…!」
佐木くんと寮隣で連絡先交換できるなんて…!!
もしかして私、今日命日?
「それと、敬語禁止、名字じゃなくて名前で呼んで」「うん…、わかった…!」
うううっ、顔が良い…!!
本当に私、生まれてきてよかった……!!
なんて思う初日であった。