芸能人の幼なじみと、ナイショで同居しています


「大事な話?」

「うん……」


これから藍に告白するとなると、一気に緊張が押し寄せてきた。


バクバク、バクバク。


「えっと、わ、私ね……」


無意識に声が震えてしまう。


だけど、ちゃんと伝えなくちゃ。


かっこ悪くたって良いから。


藍に、想いを伝えるんだ。


一度深呼吸すると、私は藍の瞳を真っ直ぐ見つめる。


「あの、私……藍のことが好き……!」

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