芸能人の幼なじみと、ナイショで同居しています
「ねぇ、萌果ちゃん。そもそも今日は、学校が終わったら早く帰ってきてって、母さんに言われてたよね? それなのに、カラオケで男と遊んでたんだ?」
「ち、違うの。あれは、私の親睦会をしようってクラスの子たちに誘われて、断れなくて……っ」
髪に触れていた手がすぅっと背中を撫で、腕を滑り、唇に触れる。
「そもそも、萌果が今日カラオケに行かなきゃ、陣内ってヤツにああいうことをされることもなかったんじゃないの?」
「きゃ!」
私はソファの座面に、ぽすんと押し倒されてしまう。
「人に言われたことを守れない悪い子には、お仕置きしなくちゃね」
お、お仕置きって……!
藍の言葉に、ゴクリと唾を飲みこむ。
お仕置きって、私一体なにをされるの!?