今日も世界は愛で満ちてるというのに私の世界に愛は無い~愛を知らない私は愛を乞う
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僕の愛は重い。
付き合った彼女にそう言われて気づいたのは高校生の時だった。
僕の想いは重い?
想いに軽い、重いがあるのだと言うことを知った。
重くて何が悪い?
軽薄な人間より良いのではないか?
しかし僕の想いに耐えきれず、彼女は僕の元から去って行く。
どうして分かってくれないんだ。
僕がこうなったきっかけは何だっただろう。
それは母の死がきっかけだったのかもしれない。
母が病気で亡くなったのは、僕が小学生の時だった。突然倒れた母は、あっという間に衰弱して亡くなってしまった。その母は僕を溺愛していた。沢山の愛を僕にくれた。無償の愛を与えてくれていた母がいなくなり、僕の中の何かが壊れた。父も僕を愛してくれたが全然足りなかった。だから僕が愛をあげたい。もらえないなら僕が全身全霊かけて愛したい。そう思うようになった。