ゆうれいと夜の空
『せっかくだから、
一緒に夜の空散歩しない?』
「え、な…」
『ダ…メ??』
そ、そんな眼で見ないでくれぇぇえ!!!
愛くるしいぞッ…
何気にカッコカワイイぞ…。
「わ、判ったわよ!」
照れくさそうにしながらも、
私は許可を与えた。
『じゃ、行こう!』
そう言って、
彼は私をお姫様抱っこした。
「ちょ、な…ぇええ!?!?」
抱えられたと思ったら、
窓を開けて
そのままバッっと飛び出した。
落ちる!!!
と思った私は思わず
「ぎやぁぁぁぁあああ!!!!!」
と叫んだ。