ゆうれいと夜の空
『そ、そんな驚く事?』
「あ、ああ当たり前でしょッ!
今落ちて…」
あれ!?
『ないよぉー?』
「落ちて…ない…ね」
『ほら、見てごらん』
「ッ!?!?
と、飛んでる!スゴイ!!!」
『安心して!
落とさないさ』
「いや、されたら、
困るから…」
初対面のハズなのに、
全然話せるなぁ…。
っていっても、
相手はゆうれいなんだよね。
なんか、不思議。
ゆうれいだと知ったら、
気絶しても可笑しくないのに。
私、
叫んだだけで
そこまで驚かなかった。