ゆうれいと夜の空
幽助は驚いた顔を
私に見せた。
『あ、ああ…
さぁ…?どれなんだろうね?』
「何それぇ?」
ハハハと笑い合う私と幽助。
「じゃぁね、幽助はアレ!」
そう言って指差した星は、
蒼く大きく光る星だった。
『お、イイねッ』
「理由はね、
幽助は見た目が冷たくて、
でも、心は暖かかったでしょ?
だから、
あの星みたいだなぁって思ったの。
火とか星ってさ、
蒼ければ濃いほど温度が高いんでしょ?」
『青は冷たいイメージがるからな』
「そう!でも、実際は温度が高いから
あの蒼い星ねッ!」
そう説明すると、
幽助は嬉しそうに微笑んだ。