ゆうれいと夜の空


「どうしたの?」


そう問いかけると、

幽助は背伸びをした。



『んーーー。

夜の空気は新鮮だねぇー』


「そ、そう??」



そう思い、

私も真似して背伸びをした。


「ん~~。

確かに新鮮かもぉ~♪」



『「はははは」』



穏やかな時間だな。


でも、

その裏腹に何故か

不安を抱えていた。







『空の旅って気持ちいい?』








唐突の問い。


私はその問いに

すぐに答えた。




「うんッ!!気持ちいい!

私…空とか、飛ぶの初めてだもんッ」






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