ゆうれいと夜の空
密かなる影
「凛、おはよぉー」
「おはよぉー!!紫癒梨♪」
少女2人が、
とある学校の教室で
挨拶を交わした。
「今日は、私より早いね?」
「うんーwちょっとね」
「ちょっとってなにぃー!?」
「紫癒梨には、教えなぁーい」
「ぇえー!?ちょっと!
アンタ教えなさいよ!」
「ヤダよぉー」
「なんでぇー!?」
「紫癒梨のせいで、変な夢見たからぁ!」
「え?私のせい??
ちょ、どんな夢よ!」
「だから、教えなぁーい!!」
そう言って、
2人は教室を走り回っている。
『俺の夢だもんな』
何処からか聞こえた声。
少女達とは別の
男の子の声だった。