ゆうれいと夜の空


その声に一瞬

凛という少女は振り返る。



(気のせいかな…?)





教室の窓辺にある木から、

フッと密かな影が消えた。







その影には、

誰も気付く事などなかった。







『凛…幸せになれ』








               ≪END≫
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