古本屋・忘れな草
——だって怖いでしょ

 そんな心の内を読んだのか、瞬さんは空いた手で私の頭を撫でた。

「な、何して……」

 瞬さんは撫でる手を止め、そのまま私を引き寄せた。

 そうして私たちは唇を重ねた。

「これが返事じゃ、ダメかな?」

 瞬さんは私を愛おしそうに見つめて、そう言った。



(終わり)
< 39 / 39 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:5

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

月に恋する一番星【マンガシナリオ】

総文字数/45,620

恋愛(学園)15ページ

第6回noicomiマンガシナリオ大賞エントリー中
表紙を見る
戦友の君と青春ケアラー

総文字数/19,200

恋愛(キケン・ダーク)7ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop