古本屋・忘れな草
——だって怖いでしょ

 そんな心の内を読んだのか、瞬さんは空いた手で私の頭を撫でた。

「な、何して……」

 瞬さんは撫でる手を止め、そのまま私を引き寄せた。

 そうして私たちは唇を重ねた。

「これが返事じゃ、ダメかな?」

 瞬さんは私を愛おしそうに見つめて、そう言った。



(終わり)
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