彩〜鮮やかな彩り〜

亮と帰り、いつものように家に着く。

「ただいまー」

そう言っていつも玄関から入って、2階に上がり自分の部屋で速攻に部屋着に着替えてリラックスモードになる。

制服からの部屋がなんともいえない快感で好きだ。

それと、私の癒しはもう一つある。

それは、ゴールデンレトリーバーのまろだ。

まろは私が帰ってくると速攻で私を玄関で出迎えてくれる。

なんとも可愛いやつだ。

家族は、私含めて5人。

おばあちゃん、おばさん、お母さん、妹。

おじいちゃんは、数年前に他界した。

私たちは、女だけでたくましく過ごしていた。

賑やかで騒がしい家の中にある人がやってくるまでは平和だった。
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