元ホストは一途に愛する
打ち明け話
「それは俺も同じかな。陽菜ちゃんが俺と会ってくれたことが不思議」
「私は……フラれて落ち込んでるところをおトミさんがかわいそうに思ってくれただけで……」
「俺もいつまでもお嫁さんもらえないから、おトミさんに世話焼いてもらっただけだよ」
そこが不思議なのだと、言いたくても上手く口に出来ない。
「斉木さん……おいくつですか?」
「36です。陽菜ちゃんは?」
「……26です。あの……お仕事は?」
「ホストをやってました。今は経営にまわってます」
「あーホス……ホスト?」
「ごめんね。引かれるかなって思って、おトミさんとも聞かれた時は正直に答える約束で陽菜ちゃんのこと、紹介してもらったんだ」
引くと言うよりも、納得でしかなくて目をぱちくりさせて斉木さんを見つめてしまった。
その存在は知ってはいるけれど、自分とは無縁だと思っていた夜の世界の人だ。
「びっくりさせちゃった?」
「私は……フラれて落ち込んでるところをおトミさんがかわいそうに思ってくれただけで……」
「俺もいつまでもお嫁さんもらえないから、おトミさんに世話焼いてもらっただけだよ」
そこが不思議なのだと、言いたくても上手く口に出来ない。
「斉木さん……おいくつですか?」
「36です。陽菜ちゃんは?」
「……26です。あの……お仕事は?」
「ホストをやってました。今は経営にまわってます」
「あーホス……ホスト?」
「ごめんね。引かれるかなって思って、おトミさんとも聞かれた時は正直に答える約束で陽菜ちゃんのこと、紹介してもらったんだ」
引くと言うよりも、納得でしかなくて目をぱちくりさせて斉木さんを見つめてしまった。
その存在は知ってはいるけれど、自分とは無縁だと思っていた夜の世界の人だ。
「びっくりさせちゃった?」