聖なる夜に



トナカイ君の熱心な説得で、僕は今年も子供たちのところにプレゼントを配りに行く。


またあの笑顔が見たいから。


時計をみて、出発まであと30分だ。そろそろ準備をしようかな。


僕は仕事着に着替える。赤い帽子。赤いジャケット。赤いズボン。黒いブーツ。


「トナカイ君、そろそろ時間だけど準備できてる?」


「大丈夫だよ、サンタさん」


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