首切りさまと呪いのハロウィン
そう言われて鏡を覗き込んでみると、私の首にも玲二の首にも赤い線が出現していたのだ。
ハッと息を飲んで自分の首に触れる。

痛みも熱もなく現れたから、全く気が付かなかった!
心春の首を確認すると、すでに赤い線は首を半周してしまっている。

時間がない!
「話をしてくれてありがとうございます。俺たちは学校に行こう! 首を元に戻さなきゃ!」

玲二がまくしたてるように言い、私達3人は学校へ向かって走り出したのだった。
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