首切りさまと呪いのハロウィン
スッと体温が下がるのがわかり、隣に座る心春の体が小刻みに震えた。
「私たちも参加したかった」
恨みのこもったその声に思わず振り向く。
そこにいたのは半透明な胴体がふたつ。
女子生徒の制服を着て立っていた。
頭部はなく、ネームには麻美と涼香の名前が書かれている。
「あんたたちのせいで私達は死んだんだ!!」
怒号と共に強い風が吹き抜けていく。
私と心春の首に薄っすらと赤い線が現れて、それはすぐに消えていった。
「イヤアアアア!」
それを見た私達は同時に甲高い悲鳴を上げてその場から逃げ出したのだった。
END
「私たちも参加したかった」
恨みのこもったその声に思わず振り向く。
そこにいたのは半透明な胴体がふたつ。
女子生徒の制服を着て立っていた。
頭部はなく、ネームには麻美と涼香の名前が書かれている。
「あんたたちのせいで私達は死んだんだ!!」
怒号と共に強い風が吹き抜けていく。
私と心春の首に薄っすらと赤い線が現れて、それはすぐに消えていった。
「イヤアアアア!」
それを見た私達は同時に甲高い悲鳴を上げてその場から逃げ出したのだった。
END