首切りさまと呪いのハロウィン
カボチャランタン
翌日の放課後も4人で居残りをして文化祭の準備に励むことになった。
他のクラスメートたちももちろん手伝ってくれているけれど、文化部に入部している子たちはそちらが優先となるため、基本的には4人が頑張らないといけない。
「じゃーん! 持ってきたよ!」
掛け声と共に心春が買い物袋の中から4つの小ぶりなカボチャを取り出した。
オレンジ色のそれは片手に乗るほど小さくて可愛らしい。
「さっそく持ってきてくれたんだね!」
「うん。昨日帰った後おばあちゃんとおじいちゃんに会いに行ったの。近所だからすぐだよ」
と、自慢気にカボチャを見せてくる。
ひとつ手にとって見るとカボチャにもフジツボみたいなものがいくつもついていて、お店には出せないものだとわかった。
「それじゃ調理室で道具を借りてこようか」
そういう玲二に「それならカボチャを持っていた方が早いだろ」と、友斗。
どちらにしても、今の時間帯はクッキン部が使用しているはずだから邪魔にならないようにしないといけない。4人はカボチャをそれぞれひとつ手に持って1階に調理室へと向かった。
他のクラスメートたちももちろん手伝ってくれているけれど、文化部に入部している子たちはそちらが優先となるため、基本的には4人が頑張らないといけない。
「じゃーん! 持ってきたよ!」
掛け声と共に心春が買い物袋の中から4つの小ぶりなカボチャを取り出した。
オレンジ色のそれは片手に乗るほど小さくて可愛らしい。
「さっそく持ってきてくれたんだね!」
「うん。昨日帰った後おばあちゃんとおじいちゃんに会いに行ったの。近所だからすぐだよ」
と、自慢気にカボチャを見せてくる。
ひとつ手にとって見るとカボチャにもフジツボみたいなものがいくつもついていて、お店には出せないものだとわかった。
「それじゃ調理室で道具を借りてこようか」
そういう玲二に「それならカボチャを持っていた方が早いだろ」と、友斗。
どちらにしても、今の時間帯はクッキン部が使用しているはずだから邪魔にならないようにしないといけない。4人はカボチャをそれぞれひとつ手に持って1階に調理室へと向かった。