首切りさまと呪いのハロウィン
☆☆☆

放課後になって生徒たちはみんな自分の予定のために行動している中、4人は1階の生徒会議室へやってきていた。

この部屋は名前の通り、様々な委員会や部活動で会議をするときに使われる。
今回は文化祭実行委員の会議が行われることになっていた。

広い会議室に集まってきたのは各クラスの文化祭実行委員たちで、そのほとんどが1人での参加だった。
「1年A組さんは全員で来てくれたんですね。進行状況はどうですか?」

文化祭を取り仕切っている3年生の男子生徒からの質門に玲二が立ち上がった。

「おおむね順調です。1年A組はお化け屋敷なので、文化祭前日に教室を飾り付けして、当日は広間に集合する予定です」

玲二のよどみない説明をきいて3年生は関心した様子で何度も頷いた。
「うまくクラスをま揉めているみたいだね。その調子でよろしく」

それから各クラスの進行状況を聞いて、必要なものがないかどうか、予算はどの程度残っているかという話をして、会議は終了した。
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