首切りさまと呪いのハロウィン
普段は一番にぎやかな友斗だけれど、今はさすがにおとなしい。
「よし、じゃあ決まりだな」
それから私達は途中でコンビニに寄って飲み物を買うと玲二の家に向かった。
一戸建ての大きな家で、立派な庭には沢山の花が咲いている。
その花を見ているだけでも心が和らいでいくのを感じて、ホッとため息を吐き出した。
「家には誰もいないの?」
玄関を開ける玲二に聞くと「おばあちゃんがいるけど、大丈夫だから」と先に上がって奥へと入っていった。
きっと廊下の奥がおばあちゃんの部屋になっているのだろう。
数分玄関先で待っていると、すぐに戻ってきた。
その手には茶菓子の入った袋が握られている。
「今日は学校が休みになったって説明してきた。友達が来たって言ったら、これ持っていけってさ」
と、少し恥ずかしそうに茶菓子を見せてくる。
玲二のおばあちゃんは部屋からあまり出てこないから顔を覚えていないけれど、昔お手玉を教えてもらった記憶がある。
丸くなった背中が可愛らしい、優しい人だっけ。
「よし、じゃあ決まりだな」
それから私達は途中でコンビニに寄って飲み物を買うと玲二の家に向かった。
一戸建ての大きな家で、立派な庭には沢山の花が咲いている。
その花を見ているだけでも心が和らいでいくのを感じて、ホッとため息を吐き出した。
「家には誰もいないの?」
玄関を開ける玲二に聞くと「おばあちゃんがいるけど、大丈夫だから」と先に上がって奥へと入っていった。
きっと廊下の奥がおばあちゃんの部屋になっているのだろう。
数分玄関先で待っていると、すぐに戻ってきた。
その手には茶菓子の入った袋が握られている。
「今日は学校が休みになったって説明してきた。友達が来たって言ったら、これ持っていけってさ」
と、少し恥ずかしそうに茶菓子を見せてくる。
玲二のおばあちゃんは部屋からあまり出てこないから顔を覚えていないけれど、昔お手玉を教えてもらった記憶がある。
丸くなった背中が可愛らしい、優しい人だっけ。