首切りさまと呪いのハロウィン
そんな気持ちを察したように玲二が私の右手を握りしめてきた。
「本当に大丈夫か? 一緒に行こうか?」
その気持ちが暖かくて私は左右に首を振った。
これほどまで好きな人に心配してもらえていることが嬉しい。
「大丈夫だよ。じゃ、また明日ね」
今の所学校から連絡は来ていないから、きっと通常授業があるはずだ。
それならまた明日学校で会うことができる。
自分にそう言い聞かせて玲二に背中を向けたときだった。
握りしめられた手がそのままグイッと引き寄せ得られたのだ。
驚いて目を丸くしている間に玲二の腕の中にすっぽりとくるまれていて、何度もまばたきを繰り返した。
「こんなときにごめん。だけどこんなときだからこそ俺のこと頼ってほしくて」
「う、うん。わかってるよ?」
十分頼りにしているし、こうして優しくしてくれることで前向きな気持ちになれている。
でも……。
「違うんだ。もっとこう……」
「本当に大丈夫か? 一緒に行こうか?」
その気持ちが暖かくて私は左右に首を振った。
これほどまで好きな人に心配してもらえていることが嬉しい。
「大丈夫だよ。じゃ、また明日ね」
今の所学校から連絡は来ていないから、きっと通常授業があるはずだ。
それならまた明日学校で会うことができる。
自分にそう言い聞かせて玲二に背中を向けたときだった。
握りしめられた手がそのままグイッと引き寄せ得られたのだ。
驚いて目を丸くしている間に玲二の腕の中にすっぽりとくるまれていて、何度もまばたきを繰り返した。
「こんなときにごめん。だけどこんなときだからこそ俺のこと頼ってほしくて」
「う、うん。わかってるよ?」
十分頼りにしているし、こうして優しくしてくれることで前向きな気持ちになれている。
でも……。
「違うんだ。もっとこう……」