首切りさまと呪いのハロウィン
☆☆☆
玲二にキスされちゃった……。
自分の部屋に戻ってからもぼーっとしたままの頭でベッドに横になった。
自分の唇に揺れてみると、まだ玲二のぬくもりが残っているような気がして心臓がドキドキしてくる。
と、同時にギューッと締め付けられるような感じがして、クッションをきつく抱きしめた。
さっきまで麻美のことが頭がいっぱいだったのに、それを上塗りするように玲二とのキスが蘇ってくる。
こんなの不謹慎だと自分に言い聞かせてみてもダメだった。
もしかしたら、玲二はこれが目的でキスなんてしたのかもしれない。
「ちょっと梨穂、大丈夫なの?」
帰ってきてただいまも言わずに自室にこもってしまった私を心配して、お母さんが二階へと上がってきてしまった。
私はすぐにベッドから下りてドアを開けた。
「大丈夫だよ」
と答える声が少しだけ緊張で震えた。
キスしてしまったことを見抜かれないだろうかと、ハラハラする。
だけどお母さんの心配はそんなところではなかった。
「クラスの子が倒れたって聞いたけど」
玲二にキスされちゃった……。
自分の部屋に戻ってからもぼーっとしたままの頭でベッドに横になった。
自分の唇に揺れてみると、まだ玲二のぬくもりが残っているような気がして心臓がドキドキしてくる。
と、同時にギューッと締め付けられるような感じがして、クッションをきつく抱きしめた。
さっきまで麻美のことが頭がいっぱいだったのに、それを上塗りするように玲二とのキスが蘇ってくる。
こんなの不謹慎だと自分に言い聞かせてみてもダメだった。
もしかしたら、玲二はこれが目的でキスなんてしたのかもしれない。
「ちょっと梨穂、大丈夫なの?」
帰ってきてただいまも言わずに自室にこもってしまった私を心配して、お母さんが二階へと上がってきてしまった。
私はすぐにベッドから下りてドアを開けた。
「大丈夫だよ」
と答える声が少しだけ緊張で震えた。
キスしてしまったことを見抜かれないだろうかと、ハラハラする。
だけどお母さんの心配はそんなところではなかった。
「クラスの子が倒れたって聞いたけど」