首切りさまと呪いのハロウィン
途中まで自分の姿が写っているのに、その枠の中から幽霊が飛び出してくるとか。
ただ、私達がその演出を再現できるかどうかが問題だった。
本物のお化け屋敷ではどういうトリックを使っているんだろう。
調べてみようとスマホを取り出したそのときだった。
「なにこれ、なんで!?」
そんなパニックになった悲鳴が聞こえてきて私達は同時に振り向いた。
そこには椅子から立ち上がった自分の首を締めている涼香がいた。
「ちょっと涼香、なにしてるの!?」
慌ててかけて行くと、涼香は自分の首を締めていたわけではなく触れていただけだった。
ひとまず胸をなでおろしつつも、心配で涼香の顔を覗き込む。
「ねぇ、どうしたの?」
「これ……見てよ」
涼香が両手を離すと白い首が顕になる。
だけどそこには赤い線がうかび出てきていたのだ。
ただ、私達がその演出を再現できるかどうかが問題だった。
本物のお化け屋敷ではどういうトリックを使っているんだろう。
調べてみようとスマホを取り出したそのときだった。
「なにこれ、なんで!?」
そんなパニックになった悲鳴が聞こえてきて私達は同時に振り向いた。
そこには椅子から立ち上がった自分の首を締めている涼香がいた。
「ちょっと涼香、なにしてるの!?」
慌ててかけて行くと、涼香は自分の首を締めていたわけではなく触れていただけだった。
ひとまず胸をなでおろしつつも、心配で涼香の顔を覗き込む。
「ねぇ、どうしたの?」
「これ……見てよ」
涼香が両手を離すと白い首が顕になる。
だけどそこには赤い線がうかび出てきていたのだ。