首切りさまと呪いのハロウィン
それはまさに体の内側から今浮かんで出てきたという感じで、赤い線はそのままミミズ腫れのようになって皮膚の上に定着した。
「これ、麻美のときにもあった」
隣にいた心春がつぶやく。
私もそれについてはよく覚えていた。
「ねぇ、これってなんなの? なんでこんな線が出てくるの!?」
昨日突然首が取れた麻美と同じものが出現して涼香はパニック寸前だ。
その目には涙が滲んできている。
「だ、大丈夫だよ涼香。痛みはないの?」
「なにもないよ。なのに急に出てきた! これって昨日の麻美と同じだよね!?」
私は頷くことも肯定することもできなかった。
同じだと言えば、涼香も同じ目に遭うと言っているようなものだから。
黙り込んでしまった私と心春を見て、涼香の目から大粒の涙がこぼれ出した。
それはボロボロと床に落ちてシミを作っていく。
「もう、いいよ!」
「あ、涼香!?」
「これ、麻美のときにもあった」
隣にいた心春がつぶやく。
私もそれについてはよく覚えていた。
「ねぇ、これってなんなの? なんでこんな線が出てくるの!?」
昨日突然首が取れた麻美と同じものが出現して涼香はパニック寸前だ。
その目には涙が滲んできている。
「だ、大丈夫だよ涼香。痛みはないの?」
「なにもないよ。なのに急に出てきた! これって昨日の麻美と同じだよね!?」
私は頷くことも肯定することもできなかった。
同じだと言えば、涼香も同じ目に遭うと言っているようなものだから。
黙り込んでしまった私と心春を見て、涼香の目から大粒の涙がこぼれ出した。
それはボロボロと床に落ちてシミを作っていく。
「もう、いいよ!」
「あ、涼香!?」