首切りさまと呪いのハロウィン
「それ、最高じゃん!」
私の提案に一番に賛同してくれたのは玲二だった。

「もちろん本物の火は使えないからカボチャの中にライトを仕込むことになるんだけど、それは100均一で炎の形をしたものを買えばいいし」

我ながらいいアイデアだ。

ただそうなってくるとお化け屋敷全体をハロウィンっぽくしたかったなという気持ちにはなってくる。

もう心春が何枚か日本風のおばけを描いてくれているから、それは無理そうだけれど。

「それならカボチャは本物を使おうよ。私のおじいちゃんおばあちゃんがカボチャ作ってるから、もらって来ようか?」

心春の提案に私は何度も頷いた。
小ぶりなカボチャをくり抜いてランタンを作る作業も楽しそうだ。

「それならカボチャは心春にお願いするね。他になにかいい案はある?」
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