首切りさまと呪いのハロウィン
完成する
「地蔵の頭が完成したんだ」
翌日の昼から学校へ登校できることになった私達は、待ち合わせをして向かうことにした。
そこに大きくて重たそうな袋をさげてやってきたのが友斗だった。
「すごい重たそうだな」
試しに玲二が持ってみようと両手を差し出したけれど友斗から「落したら台無しだから、前は持つな」と言われてしまった。
その代わり近くに公園内で見せてくれることになった。
昼間の公園内には人の姿がなくて閑散としている。
「よいしょっと」
掛け声と共に木製テーブルの上に袋を置いた友斗は全員の顔を見回した。
「見て驚くなよ? 俺の親戚の力作だ」
そう言い終わると同時にバッと袋を取るとそこから目を閉じた地蔵の頭が出てきた。
つるりとした石を想像していたけれど、その地蔵は全体的にゴツゴツとした凹凸が多く、土やコケなども生えている。
「すごいなこれ。劣化してるように作ってもらったのか?」
想像していたキレイな地蔵とは違っていたので玲二も驚いている。
翌日の昼から学校へ登校できることになった私達は、待ち合わせをして向かうことにした。
そこに大きくて重たそうな袋をさげてやってきたのが友斗だった。
「すごい重たそうだな」
試しに玲二が持ってみようと両手を差し出したけれど友斗から「落したら台無しだから、前は持つな」と言われてしまった。
その代わり近くに公園内で見せてくれることになった。
昼間の公園内には人の姿がなくて閑散としている。
「よいしょっと」
掛け声と共に木製テーブルの上に袋を置いた友斗は全員の顔を見回した。
「見て驚くなよ? 俺の親戚の力作だ」
そう言い終わると同時にバッと袋を取るとそこから目を閉じた地蔵の頭が出てきた。
つるりとした石を想像していたけれど、その地蔵は全体的にゴツゴツとした凹凸が多く、土やコケなども生えている。
「すごいなこれ。劣化してるように作ってもらったのか?」
想像していたキレイな地蔵とは違っていたので玲二も驚いている。