首切りさまと呪いのハロウィン
だけどその来月だってもうすぐそこに差し迫っている状態だ。
もし、このままこの奇妙な死が続くことになれば……。

そこまで考えて左右に首を振った。
そんなことを考えるべきじゃない。

まだ続くということは、これから先も犠牲者が出るということだから。
「そうだよね。大丈夫だよね」

心のなかでは今日は誰も首に赤い線がでませんようにと祈りながら、私は笑顔を浮かべたのだった。
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