転生した平凡顔な捨て子が公爵家の姫君?平民のままがいいので逃げてもいいですか
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アウラside
「まったく・・・・・やってらんないわ」
あたしはまだ修道院にいた
毎日毎日お祈りや教会のお掃除、身の周りの事、バザーの時に販売するハンカチに刺繍をしたりクッキーを作ったりととにかく忙しい
今日はお使いを頼まれて街に買い出しに来ているので幾分気分がいい・・・・まあ当番の子に無理矢理変わってもらったってのが本当のとこだけどたまに外出でもしないとやってらんない、ああ何かいいことないかしら
ふと見るとショーウィンドウに偶然映った自分の姿に愕然とする
地味な黒いワンピース姿に伸ばしっぱなしのお下げ髪肌なんて手入れを全くしてないから荒れ放題
あたしはこんなんじゃないはずなのに・・・・・
色々考えながら歩いていたから自分が何処を歩いてるのかわかっていなかった
あれ・・・・・?ここ何処?
裏道のようなところにいつの間にか来てしまったようだ
裏道には行ってはいけないってシスター達も言ってたわこれはまずいかも
なんて思ってたら誰か目の前に人影が・・・・・
えっ・・・・・誰?
「あなた今の自分に満足してないでしょ?」
・・・・・は?いきなりなにこいつ?
真っ黒なローブをかぶり怪しさ満点の大きな背丈の男
杖をついているから老人なのか?でも顔がよく見えないけど声の感じからして若い男?
こんな奴無視するに限るそのまま立ち去ろうとすると身体が縫い付けられたように固まった
「ちょっとわたしの話を聞いて欲しいんだけどいいかな?」
「・・・・・・な、なんですか?いきなり!!」
「話を聞くって言うなら魔法を解く「き・・・・聞きます!聞きますから」
「本当だね?大声とか出さないでよいいね?」
「わ、わかりましたから早く解除してください!!「わかった・・・・・」
何か呪文を唱えると身体が楽になる
ゆっくりあたしが顔を上げるとローブのフードを取った金髪の若い眼鏡の男
ちょっとイケメンかも・・・・・咄嗟にそんなことを思った
「早速だけど時間あるかな?」
「はい、少しなら「だったら一緒に来てくんない?」
「あ~・・・・・まあいいですよ」
「よっしゃ!!じゃあ手離さないでよ」
その言葉を合図に何処かへ転移したようだ
ぶんって音と同時に周りの空気が変わった辺りを見回すと誰かの部屋のよう
殺風景な部屋は雑然としていて男の一人暮らしって感じの部屋
これは・・・・このひとはいったい?
「ここは俺の隠れ家的な部屋・・・・・ってとこかなまあ座って」
「はい・・・・・お邪魔します」
「突然悪かったねごめんね」
「いいえちょっとびっくりしただけですから」
にっこりと微笑む彼に何故か背筋に冷汗が流れる
けれど何かが変わるような気がして気分は高揚としていた
「まったく・・・・・やってらんないわ」
あたしはまだ修道院にいた
毎日毎日お祈りや教会のお掃除、身の周りの事、バザーの時に販売するハンカチに刺繍をしたりクッキーを作ったりととにかく忙しい
今日はお使いを頼まれて街に買い出しに来ているので幾分気分がいい・・・・まあ当番の子に無理矢理変わってもらったってのが本当のとこだけどたまに外出でもしないとやってらんない、ああ何かいいことないかしら
ふと見るとショーウィンドウに偶然映った自分の姿に愕然とする
地味な黒いワンピース姿に伸ばしっぱなしのお下げ髪肌なんて手入れを全くしてないから荒れ放題
あたしはこんなんじゃないはずなのに・・・・・
色々考えながら歩いていたから自分が何処を歩いてるのかわかっていなかった
あれ・・・・・?ここ何処?
裏道のようなところにいつの間にか来てしまったようだ
裏道には行ってはいけないってシスター達も言ってたわこれはまずいかも
なんて思ってたら誰か目の前に人影が・・・・・
えっ・・・・・誰?
「あなた今の自分に満足してないでしょ?」
・・・・・は?いきなりなにこいつ?
真っ黒なローブをかぶり怪しさ満点の大きな背丈の男
杖をついているから老人なのか?でも顔がよく見えないけど声の感じからして若い男?
こんな奴無視するに限るそのまま立ち去ろうとすると身体が縫い付けられたように固まった
「ちょっとわたしの話を聞いて欲しいんだけどいいかな?」
「・・・・・・な、なんですか?いきなり!!」
「話を聞くって言うなら魔法を解く「き・・・・聞きます!聞きますから」
「本当だね?大声とか出さないでよいいね?」
「わ、わかりましたから早く解除してください!!「わかった・・・・・」
何か呪文を唱えると身体が楽になる
ゆっくりあたしが顔を上げるとローブのフードを取った金髪の若い眼鏡の男
ちょっとイケメンかも・・・・・咄嗟にそんなことを思った
「早速だけど時間あるかな?」
「はい、少しなら「だったら一緒に来てくんない?」
「あ~・・・・・まあいいですよ」
「よっしゃ!!じゃあ手離さないでよ」
その言葉を合図に何処かへ転移したようだ
ぶんって音と同時に周りの空気が変わった辺りを見回すと誰かの部屋のよう
殺風景な部屋は雑然としていて男の一人暮らしって感じの部屋
これは・・・・このひとはいったい?
「ここは俺の隠れ家的な部屋・・・・・ってとこかなまあ座って」
「はい・・・・・お邪魔します」
「突然悪かったねごめんね」
「いいえちょっとびっくりしただけですから」
にっこりと微笑む彼に何故か背筋に冷汗が流れる
けれど何かが変わるような気がして気分は高揚としていた