転生した平凡顔な捨て子が公爵家の姫君?平民のままがいいので逃げてもいいですか
35
「マリー今日も薬草を採取に行くよ」
「は~いもう準備できてま~す」
「ほら、これは魔物除けのお守りだ まあ気休めにしかなんないけどね」
「あ、ありがとうございます師匠!」
「この間の馬鹿ウサギ程度なら大丈夫だがもっと大きなやつだとあまり効果はない、まああたしとエフリアがいるから心配はいらないけどね」
そう言いながら歩き出したあれから何度か薬草を探しに行ったけど魔物には遭遇してはいない
あれはなんだったんだろう?たまたま出くわしたってだけなのかな
そんなことを思ってると足元にイガイガのついた栗を発見!!え?これって栗の木?
真夏なのに栗がなってるの?こっちの世界では夏に栗がなるの?
「こら!!怪我するから触るんじゃないよそれは何の役にも立たない厄介な代物なんだ」
「・・・・・・へ?師匠これ栗ですよね?」
「あ?これはとげとげの木だ栗ってなんだよまあ別に害はないが触ると痛いからさ」
「中身は食べないんですか?」
「・・・・・・はあ?な・・・・・中身?」
「え?食べないんですか?美味しいのに」
「どうやって取るんだい?まさか魔法を使えなんて言わないだろうね」
彼女の疑わしい目を尻目に沢山栗を取って茹でて食べました
あまりの美味しさに革命だ!!なんて騒いでて後日やってきたアルフレッド王子も驚いて食べてたっけ
そんな平和な日々を過ごしていたんだけど孤児院ではというより卒業生のアウラに思いもかけない出来事が起きていた
「うあああああっ!!いてええええよ~」
「ど、どうしました!?」
「なたを手を滑らして指先を切っちまったんだよ!!助けてくれよ!」
「生憎無くしてしまった指は元には戻りません」
「そ・・・・そんな「治癒魔法は万能ではないのです」
ここは修道院に併設されている教会で市民の為に無料で治癒魔法をしてくれるところだ
今日も大勢の市民がやってきて治療を受けているが治癒魔法では欠損した指や足などは治療が出来ないため痛みを和らげるくらいしか出来ることはない・・・・・今日もそんな患者に丁寧に謝罪していると目の前に人影が・・・・
「どうしましたか?」
「あ、あなたは?ああ修道女のかたですか?お手伝いですか?」
「はい、少しなら魔法が使えますのであたしが治療してもいいですか?」
「・・・・・え?ほ、本当ですか?じゃあ頼みます」
治癒師は素直に有難いと思った治癒魔法を使える者は貴重で慢性の人不足だからだ
修道院に入ってるなんて勿体ないなスカウトしてみようかな・・・・なんて思っていると一瞬息を呑んだ
声を失ってその光景に見入っていた
暖かい光が注いだと思うとみるみるうちに切断された指が元に戻っていく
目の前の光景に信じられなくて気が付いたら彼女に手を合わせていた
患者の歓声と同時に地鳴りのような歓声が辺りを包む
彼女の、アウラの運命が変わった日であった
「は~いもう準備できてま~す」
「ほら、これは魔物除けのお守りだ まあ気休めにしかなんないけどね」
「あ、ありがとうございます師匠!」
「この間の馬鹿ウサギ程度なら大丈夫だがもっと大きなやつだとあまり効果はない、まああたしとエフリアがいるから心配はいらないけどね」
そう言いながら歩き出したあれから何度か薬草を探しに行ったけど魔物には遭遇してはいない
あれはなんだったんだろう?たまたま出くわしたってだけなのかな
そんなことを思ってると足元にイガイガのついた栗を発見!!え?これって栗の木?
真夏なのに栗がなってるの?こっちの世界では夏に栗がなるの?
「こら!!怪我するから触るんじゃないよそれは何の役にも立たない厄介な代物なんだ」
「・・・・・・へ?師匠これ栗ですよね?」
「あ?これはとげとげの木だ栗ってなんだよまあ別に害はないが触ると痛いからさ」
「中身は食べないんですか?」
「・・・・・・はあ?な・・・・・中身?」
「え?食べないんですか?美味しいのに」
「どうやって取るんだい?まさか魔法を使えなんて言わないだろうね」
彼女の疑わしい目を尻目に沢山栗を取って茹でて食べました
あまりの美味しさに革命だ!!なんて騒いでて後日やってきたアルフレッド王子も驚いて食べてたっけ
そんな平和な日々を過ごしていたんだけど孤児院ではというより卒業生のアウラに思いもかけない出来事が起きていた
「うあああああっ!!いてええええよ~」
「ど、どうしました!?」
「なたを手を滑らして指先を切っちまったんだよ!!助けてくれよ!」
「生憎無くしてしまった指は元には戻りません」
「そ・・・・そんな「治癒魔法は万能ではないのです」
ここは修道院に併設されている教会で市民の為に無料で治癒魔法をしてくれるところだ
今日も大勢の市民がやってきて治療を受けているが治癒魔法では欠損した指や足などは治療が出来ないため痛みを和らげるくらいしか出来ることはない・・・・・今日もそんな患者に丁寧に謝罪していると目の前に人影が・・・・
「どうしましたか?」
「あ、あなたは?ああ修道女のかたですか?お手伝いですか?」
「はい、少しなら魔法が使えますのであたしが治療してもいいですか?」
「・・・・・え?ほ、本当ですか?じゃあ頼みます」
治癒師は素直に有難いと思った治癒魔法を使える者は貴重で慢性の人不足だからだ
修道院に入ってるなんて勿体ないなスカウトしてみようかな・・・・なんて思っていると一瞬息を呑んだ
声を失ってその光景に見入っていた
暖かい光が注いだと思うとみるみるうちに切断された指が元に戻っていく
目の前の光景に信じられなくて気が付いたら彼女に手を合わせていた
患者の歓声と同時に地鳴りのような歓声が辺りを包む
彼女の、アウラの運命が変わった日であった