転生した平凡顔な捨て子が公爵家の姫君?平民のままがいいので逃げてもいいですか
40
「その子もしかして奴隷の子なんじゃないですか?」
「な・・・・・何?」
「俺聞いたことありますよ昔奴隷だった奴の子供にも同じように奴隷の首輪付けたって・・・・・そんな奴に俺が治癒魔法で治療するって正直嫌でたまらないです」
マリーが突然倒れ急遽教会の治癒師を呼ぶと想定外な態度をとられてライラ、アルフレッド、護衛のギルバートはただただ困惑していた
まあ治癒師を呼んだのはこれ以上治療するのは無理だとアウラが言った為なのだが・・・・
「治療しないってことかい?」
「だってこの子の首に付いてるのまさに奴隷の証じゃあないですか!!この子の親はきっと過去にとんでもない罪を犯したに決まってる」
「あたしが見たところこの子の首に付いてるのは昔奴隷制があった頃の首輪だろう・・・・・でもこの子になんの罪がある?親に罪があろうとこの子に罪はない治療を受ける権利はあるだろお前さんこんな幼子を死なせたら後々寝覚めが悪いとは思わないのかい?」
「くっ・・・・・・・」
「おいお前・・・・・「は・・・・お、王子殿下?!」
「マリーは俺の命の恩人なんだ助けてもらえないだろうか」
「は・・・・・はい!!でもあの」
「お前何故俺のことを知っている?」
「あ、皇太子殿下のお誕生日にバルコニーで一緒に居るところを見たことがあります!!」
「そうなんだな、まあいいあの子を・・・・マリーを助けてはくれないだろうか」
「王子殿下そんなに困らせてはいけませんわいくら恩人であろうとも殿下のような高貴なお方がそんな平民の子に心を砕いて世話をするなんて捨て置けばいいではありませんか」
「アウラ殿・・・・今なんと?」
「だ、だから王子殿下がお心を痛める必要はないとわたしは思うのです!そんな子になんの価値があるのですか?マリーは捨て子なのですよそんな首輪を付けるくらいです王子殿下にきっと災いが」
「黙れ・・・・・」
「で・・・・・殿下?わたしは母上様に治療しなければならないのです!マリーもなんて無理です!」
「ではそこの治癒師マリーを治療しろ」
「は、はい!わかりました!!」
ふと目覚めた時には疲れ切ったようなアルフレッド王子とライラさんの心配そうな顔が目に飛び込んでくる
あ・・・・・あれ?あたしどうしたんだっけ?
っていうかこの雰囲気はなに?
「あ・・・・・あたしなんで?」
「大丈夫かい?マリーあんた突然倒れるからびっくりしたよ」
「そうなんですねごめんなさい迷惑かけちゃいましたね」
「びっくりしたぞ大丈夫か?」
「大丈夫です!!あの・・・・お母様は大丈夫ですか?」
「今、治療してもらってるから心配いらない」
アルフレッド王子が笑みを浮かべ答える傍でなんだか思いつめた表情を浮かべライラさんはあたしに問いかけた
「マリー首輪はどうだい?痛いとかないかい?」
「え?ないですけど・・・・・ど、どうかしたんですか?」
「気のせいだったらいいんだが早くはずしたほうがいいかもしれない体調が落ち着いたら思い切っていっきに外そう」
あたしが寝ている間に色んなやり取りがあったなんて知らないあたしはとうとう首輪が外れることが嬉しくて師匠の言葉に快く頷くのだった
「な・・・・・何?」
「俺聞いたことありますよ昔奴隷だった奴の子供にも同じように奴隷の首輪付けたって・・・・・そんな奴に俺が治癒魔法で治療するって正直嫌でたまらないです」
マリーが突然倒れ急遽教会の治癒師を呼ぶと想定外な態度をとられてライラ、アルフレッド、護衛のギルバートはただただ困惑していた
まあ治癒師を呼んだのはこれ以上治療するのは無理だとアウラが言った為なのだが・・・・
「治療しないってことかい?」
「だってこの子の首に付いてるのまさに奴隷の証じゃあないですか!!この子の親はきっと過去にとんでもない罪を犯したに決まってる」
「あたしが見たところこの子の首に付いてるのは昔奴隷制があった頃の首輪だろう・・・・・でもこの子になんの罪がある?親に罪があろうとこの子に罪はない治療を受ける権利はあるだろお前さんこんな幼子を死なせたら後々寝覚めが悪いとは思わないのかい?」
「くっ・・・・・・・」
「おいお前・・・・・「は・・・・お、王子殿下?!」
「マリーは俺の命の恩人なんだ助けてもらえないだろうか」
「は・・・・・はい!!でもあの」
「お前何故俺のことを知っている?」
「あ、皇太子殿下のお誕生日にバルコニーで一緒に居るところを見たことがあります!!」
「そうなんだな、まあいいあの子を・・・・マリーを助けてはくれないだろうか」
「王子殿下そんなに困らせてはいけませんわいくら恩人であろうとも殿下のような高貴なお方がそんな平民の子に心を砕いて世話をするなんて捨て置けばいいではありませんか」
「アウラ殿・・・・今なんと?」
「だ、だから王子殿下がお心を痛める必要はないとわたしは思うのです!そんな子になんの価値があるのですか?マリーは捨て子なのですよそんな首輪を付けるくらいです王子殿下にきっと災いが」
「黙れ・・・・・」
「で・・・・・殿下?わたしは母上様に治療しなければならないのです!マリーもなんて無理です!」
「ではそこの治癒師マリーを治療しろ」
「は、はい!わかりました!!」
ふと目覚めた時には疲れ切ったようなアルフレッド王子とライラさんの心配そうな顔が目に飛び込んでくる
あ・・・・・あれ?あたしどうしたんだっけ?
っていうかこの雰囲気はなに?
「あ・・・・・あたしなんで?」
「大丈夫かい?マリーあんた突然倒れるからびっくりしたよ」
「そうなんですねごめんなさい迷惑かけちゃいましたね」
「びっくりしたぞ大丈夫か?」
「大丈夫です!!あの・・・・お母様は大丈夫ですか?」
「今、治療してもらってるから心配いらない」
アルフレッド王子が笑みを浮かべ答える傍でなんだか思いつめた表情を浮かべライラさんはあたしに問いかけた
「マリー首輪はどうだい?痛いとかないかい?」
「え?ないですけど・・・・・ど、どうかしたんですか?」
「気のせいだったらいいんだが早くはずしたほうがいいかもしれない体調が落ち着いたら思い切っていっきに外そう」
あたしが寝ている間に色んなやり取りがあったなんて知らないあたしはとうとう首輪が外れることが嬉しくて師匠の言葉に快く頷くのだった