転生した平凡顔な捨て子が公爵家の姫君?平民のままがいいので逃げてもいいですか

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「この子見たところ魔力がほとんどない・・・・全くないとはいえないがほぼゼロに近い」
「はい、わたしもそう感じました魔力がほとんどない人間なんて初めて見たのでちょって衝撃的でしたが」

「でもおそらくそれは間違いだろうな」
「ま・・・・・間違いですか」


「これは俺の勘なんだがこの子はもともと魔力は普通にあったんだと思うもしかすると普通の人間の倍以上の魔力があったはず」

普通の人間が持っている魔力の倍以上の魔力
その想像もつかない魔力量に考えが及ばずため息をつくしかなかった
でも何故そんなことを思うんだろう
目の前のこの子は魔力がほとんど微量の魔力量だというのに・・・・
もしかしてこのチョーカーに鍵があったりする?

「見たところこの首にしているチョーカーが問題で諸悪の根源だ」
「諸悪の根源・・・・「こいつがこの子の魔力を吸い取ってる」


え?・・・・・そんな!?


「これは一昔前にこの国で奴隷制があった時に使われていたものだ、たぶん間違いないだろう」


カイル様の言葉に身体が沸騰するかのような怒りを覚えた
こんな年端も行かない赤ん坊になんてことするんだろう
この子が何をしたというの?もしかして親のせいでこの子はこんな目に?
だったらこの子が不憫すぎる
なんとか取れないのだろうか?せめて出来ることをしてあげたい

「これどうにか取れませんか?」
「取れるか取れないかって言ったら取れるよだが見たところもう一つ魔力がかけてある」
「えっ・・・・それは「まだ小さすぎるからもう少し大きくせめて1歳いや3歳くらいにならないと解呪は難しいかもしれない」
「そ・・・そんな!」

「ある程度の体力がないと一気に解呪した場合この子の身体に一気に反動が来るそれはこの子にとってもつらいだろう」

衝撃的なことを告げられわたしは黙って頷くしかなかった
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