【書籍化決定】貧乏令嬢のポジティブすぎる契約結婚〜継母としてもがんばります!〜
「リュドヴィックさまぁ……わたくしがこの部屋に来た時にはもうこんなことになっていたんです!」
ディアンヌが顔を上げると、リュドヴィックに駆け寄り身を寄せるカトリーヌの姿が見えた。
冷めた表情のリュドヴィックと一瞬だけ目が合う。
ディアンヌは目線でカトリーヌを見て合図をする。
すると、リュドヴィックもそれに応えるように左手に握ったメモを見せる。
(よかった……ちゃんと届いたんだわ!)
ディアンヌがゆっくりと起き上がり、涙ぐむピーターに向けてニヤリと微笑む。
彼を安心させるように親指を立ててグットサインを送った。
するとピーターは安心したのか涙を拭うと、強気な表情でカトリーヌを睨みつけている。
カトリーヌはリュドヴィックに夢中で、こちらには気づいていないようだ。
「すぐに医師を呼ぼうと思ったんですが、ララに止められたんですぅ」
「……ッ!」
「わたくしも刺されそうになって……リュドヴィック様のおかげで助かりました!」
ララは平然と裏切るカトリーヌを見て、大きく目を見開いている。
ディアンヌが顔を上げると、リュドヴィックに駆け寄り身を寄せるカトリーヌの姿が見えた。
冷めた表情のリュドヴィックと一瞬だけ目が合う。
ディアンヌは目線でカトリーヌを見て合図をする。
すると、リュドヴィックもそれに応えるように左手に握ったメモを見せる。
(よかった……ちゃんと届いたんだわ!)
ディアンヌがゆっくりと起き上がり、涙ぐむピーターに向けてニヤリと微笑む。
彼を安心させるように親指を立ててグットサインを送った。
するとピーターは安心したのか涙を拭うと、強気な表情でカトリーヌを睨みつけている。
カトリーヌはリュドヴィックに夢中で、こちらには気づいていないようだ。
「すぐに医師を呼ぼうと思ったんですが、ララに止められたんですぅ」
「……ッ!」
「わたくしも刺されそうになって……リュドヴィック様のおかげで助かりました!」
ララは平然と裏切るカトリーヌを見て、大きく目を見開いている。