花曇り姫は最強王子に愛される。
うーんと困ったように首を傾げた。
「……え、えっと……」
「まぁいいや。今日家行っていい?」
「はぁ!?」
思わず大きな声を出してしまった。その声を察知した隣のクラスの京ちゃんが急いで駆け付けてくる。
「おい!!おめぇ誰だよ!!」
「ん?君は確か京ちゃんくんだね?いつも陽菜がお世話になってるよ」
「はぁ!?な、なんで俺の名前——」
私の頭に伸びてきた手を、京ちゃんが振り払った。
「……困ったなぁ。陽菜ちゃんを迎えにきたから、君に絡まれるつもりはなかったんだけど……」
「さっきから、なんなんですか。私のこと知ったような口聞いて」
「え?好きだからだよ?」
「は、はぁ!?」
人生初めての告白でした。
こんな、クズそうな見た目の人からのが、初めて。
また、私の頭を撫でようとしたのか伸びてきた手。
「む、無理ですー!!」
その手をひっぱり、思い切り背負い投げしてしまった。
そんな私の様子を見ていたクラスメイトたちが、青ざめていった。
私も、サーッと血の気が引いていく。
この学園は、人数が多いため二分割されていた。
もしかしたら……反対校舎で噂の、腹黒王子さんだったかもしれない……。
「……え、えっと……」
「まぁいいや。今日家行っていい?」
「はぁ!?」
思わず大きな声を出してしまった。その声を察知した隣のクラスの京ちゃんが急いで駆け付けてくる。
「おい!!おめぇ誰だよ!!」
「ん?君は確か京ちゃんくんだね?いつも陽菜がお世話になってるよ」
「はぁ!?な、なんで俺の名前——」
私の頭に伸びてきた手を、京ちゃんが振り払った。
「……困ったなぁ。陽菜ちゃんを迎えにきたから、君に絡まれるつもりはなかったんだけど……」
「さっきから、なんなんですか。私のこと知ったような口聞いて」
「え?好きだからだよ?」
「は、はぁ!?」
人生初めての告白でした。
こんな、クズそうな見た目の人からのが、初めて。
また、私の頭を撫でようとしたのか伸びてきた手。
「む、無理ですー!!」
その手をひっぱり、思い切り背負い投げしてしまった。
そんな私の様子を見ていたクラスメイトたちが、青ざめていった。
私も、サーッと血の気が引いていく。
この学園は、人数が多いため二分割されていた。
もしかしたら……反対校舎で噂の、腹黒王子さんだったかもしれない……。