不本意ながら犬猿の婚約者と偽りの恋人を演じることになりました
ジェニファーはラインハルトの首に腕を回すと、今度は自ら口付けた。
舌を触れ合わせ、深く貪り合うようなキスに次第に息があがっていく。
いつの間にか上下は入れ替わり、気づけばジェニファーはラインハルトの下に組み伏せられていた。
ドレスの上から大きな掌がジェニファーの体を弄り、体の奥底に欲望の火が灯り始める。
これは演技ではないと宣言してから初めての口付けだった。
でも、それだけで分かってしまった。
どれだけ互いが本能で求め合っているのかを――
欲しい……欲しくてほしくて堪らない。
愛とか恋とかそんな感情などどうでもよくなるくらい、ジェニファーはただ全身全霊でラインハルトを求めた。
そして、ラインハルトも――
舌を触れ合わせ、深く貪り合うようなキスに次第に息があがっていく。
いつの間にか上下は入れ替わり、気づけばジェニファーはラインハルトの下に組み伏せられていた。
ドレスの上から大きな掌がジェニファーの体を弄り、体の奥底に欲望の火が灯り始める。
これは演技ではないと宣言してから初めての口付けだった。
でも、それだけで分かってしまった。
どれだけ互いが本能で求め合っているのかを――
欲しい……欲しくてほしくて堪らない。
愛とか恋とかそんな感情などどうでもよくなるくらい、ジェニファーはただ全身全霊でラインハルトを求めた。
そして、ラインハルトも――