とびきり甘いパンケーキ


私が一方的に好きになっても。



入江さんからは、
気持ちは望めないと思っていた、のに。



(期待..................しても良かったり、するの?)



心の中でそう思ったその時。



パチンッと音がして、
光の輝きを取り戻した頭上の電気。



停電になっても、雷が鳴ってても、
別に席を立たなくて、平気だった私だけど.........



「〜〜っ、で、電気、付きました、ね、」



電気が付いた途端、
真っ赤な顔がバレないように、足早に立ち上がった。



すると入江さんは.....................



「...............っ、おれ、」



うんと小さく声を出すと。



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