とびきり甘いパンケーキ


「〜〜っ、私たちって、
カレカノって、やつ、ですか?」



これで、『違う』なんて、
言われたら凄くヘコむけど。



ここまで来たらちゃんと知りたかった。



だって..................キス、しちゃったしっ。



不安になりながらも、
入江さんの回答を待っていると............



「うん。ひなのちゃんがいいなら」



あくまで、
私任せなような言葉が聞こえてきて。



「いいです!絶対いいです!」



それを逃すまいと、
言わんばかりに全力で言葉を発した。



「うん。わかった。でも、」

「でも?」

「おれ、むっつりな方だよ。たぶん」



入江さんそう言うと、そのまま、
苦しいぐらいぎゅうと私を抱きしめた。


< 31 / 33 >

この作品をシェア

pagetop