幼馴染はお医者さん
そのまま走って家に帰った。
...ガチャ
「きり、どうしたの?」
お母さんが帰ってきていて
私がないているのに驚いている。
何も言わずに部屋に行った。
部屋に行くと吸入器がある。
「きり、入るよ」
お母さんが部屋に入っきて
慣れた手つきで引き出しから取り出して私に吸入器を渡してくれた。
...シュッ
...シュッ
大親友の吸入器おかげで少しマシになって話せるようになった。
「何があったの?愁くんの病院行ったんでしょ?」
「行ったけど帰ってきた」
「どうして?」
「お医者さんの愁くんにむかついて。」
「なんでぇ。愁くんはきりをどうにかしてやりたい!って気持ちでいっぱいいっぱいなんだよ。ちょっとはわかってあげてよ」
「ほらね、お母さんだって私より愁くんの味方でしょ。」
「...違うよ、そうじゃないよ。
お母さんはきりのこと大切に...」
「いいから部屋から出てって。
1人にさせて。」
お母さんを部屋から押し出してドアを閉めた。
誰にも入られないように必殺技
ドアの前に椅子を置いてその椅子の上におもりになる漫画や服を乗せまくった。
絶対向こうから開かない。
それからすぐバイクのエンジン音が聞こえうちの前に止まりインターフォンがなった。
バタバタ階段を登ってくる足音
「きり、はいるよ」
声を聞かなくても誰かわかる
「あかない、おばさん!手伝って!」
2人の力だとやばいかも。
急いで重たいものを
ドアの前に置きまくった。
ベッドを動かしたかったけど
熱もあるためかそこまでの力がなかった。
「きり、頼むあけて」
「...」
あけるものか
顔も見たくない
「きり」
「...」
「おばさん、きりの部屋のベランダって隣のおばさんたちの寝室のベランダから渡れる?」
「渡れるけど危ないよ。愁くん」
「やってみてもいい?」
なんでそこまでして...
ほっといてよ
「愁くん...」
「ん?」
「来週ちゃんといくから今日は許して」
「熱でてるからなぁ...」
「...今日は顔見たくない」
「俺は少し話したい」
「...」
「きり開けて」
「...」