冷徹無慈悲なCEOは新妻にご執心~この度、夫婦になりました。ただし、お仕事として!~
櫂の顔がゆっくりと近づく。
「俺と夫婦でいてくれるか?」
愛する人からの二度目のプロポーズに、咲穂は元気よく返事をした。
「もちろんです!」
唇に、温かなぬくもりが触れる。彼の大きな手が咲穂の耳を撫で後頭部に回り、その動きに呼応してキスはグッと深くなった。絡まる舌が、櫂の熱い吐息が、咲穂の身体に火をともす。
「んっ、櫂さん」
「――やっと咲穂に触れられた」
ささやく櫂の声は、とろけるように甘い。
貪るようなキスが互いの熱情を高めて、そのままもつれ合うようにしてソファに倒れ込んだ。浅く速い呼吸。余裕をなくした彼がこちらを見おろす。
「君が欲しい。今はそれしか考えられない」
自分を欲するその眼差しがたまらなく嬉しくて、咲穂の胸はうち震えた。
「私も。櫂さんに抱いてほしいです」
いつかは言えなかった自分の思いを、今度は素直に、まっすぐに伝える。
櫂はゴクリと喉を鳴らして、耐えきれないというような表情を見せた。
「もう限界。悪いが、ベッドに行く時間すらも惜しい」
彼の手がドレスの裾をたくしあげて、咲穂のふくらはぎを撫であげる。背筋にぞくりとする快感が走って、咲穂は思わず甘い声を漏らす。
「ふっ、んん」
その喘ぎを食べてしまうみたいに、櫂のキスが降ってくる。巧みなキスに酔わされている間に、ドレスを脱がされ、咲穂は彼の眼前に素肌をさらす。
「えっと、あんまり直視しないでください。恥ずかしすぎるので」
刺さるような視線から逃れるため、咲穂は顔を背けようとするが彼の手にそれを阻まれる。
「ダメ。かわいい顔も、綺麗な身体も全部見せて」
「俺と夫婦でいてくれるか?」
愛する人からの二度目のプロポーズに、咲穂は元気よく返事をした。
「もちろんです!」
唇に、温かなぬくもりが触れる。彼の大きな手が咲穂の耳を撫で後頭部に回り、その動きに呼応してキスはグッと深くなった。絡まる舌が、櫂の熱い吐息が、咲穂の身体に火をともす。
「んっ、櫂さん」
「――やっと咲穂に触れられた」
ささやく櫂の声は、とろけるように甘い。
貪るようなキスが互いの熱情を高めて、そのままもつれ合うようにしてソファに倒れ込んだ。浅く速い呼吸。余裕をなくした彼がこちらを見おろす。
「君が欲しい。今はそれしか考えられない」
自分を欲するその眼差しがたまらなく嬉しくて、咲穂の胸はうち震えた。
「私も。櫂さんに抱いてほしいです」
いつかは言えなかった自分の思いを、今度は素直に、まっすぐに伝える。
櫂はゴクリと喉を鳴らして、耐えきれないというような表情を見せた。
「もう限界。悪いが、ベッドに行く時間すらも惜しい」
彼の手がドレスの裾をたくしあげて、咲穂のふくらはぎを撫であげる。背筋にぞくりとする快感が走って、咲穂は思わず甘い声を漏らす。
「ふっ、んん」
その喘ぎを食べてしまうみたいに、櫂のキスが降ってくる。巧みなキスに酔わされている間に、ドレスを脱がされ、咲穂は彼の眼前に素肌をさらす。
「えっと、あんまり直視しないでください。恥ずかしすぎるので」
刺さるような視線から逃れるため、咲穂は顔を背けようとするが彼の手にそれを阻まれる。
「ダメ。かわいい顔も、綺麗な身体も全部見せて」