この初恋はもう不可抗力
でもこの人にも同じ学校ってことはバレてないみたい。



学年違うから、さすがに顔まで覚えてないよね。



と思ってたんだけど⋯。



「ねぇ、君うちの学校じゃない?」



「⋯っえ⋯?」



「やっぱり!なんか見たことあるなーって」



こんな簡単にバレると思ってなかった。



な、なんでっ⋯。



絶望感が体中を巡り、ショックで倒れそうになる。



だけどその後に続く言葉は拍子抜けだった。



「まーいいや!連絡先交換しよーよ」



か、軽すぎる!
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