この初恋はもう不可抗力
「じゃねーと、あんたのことバラす」



お、脅しだ。



確かに生徒会側としても、暴走族をしてるってことは知られたくないだろう。



っていうか今までよくバレずにやってきたよね!



だけどなんで私が神楽会長の彼女に⋯??



なんかそれは話が違うような、違わないような。



もうよくわかんないや。



「さ、どーする?」



首を少しだけ左に傾けて透き通った瞳がこちらに向けられる。



私、彼氏とかいたことないからよくわかんないしもし付き合えば私の人生初の彼氏、ってことになる。
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