この初恋はもう不可抗力

彼女、はじめました

これは、私と神楽会長だけの秘密の契約。



その1、お互いの秘密は絶対に話さないこと



その2、学校の生徒が周りにいる時は話さない



その3、本当に好きにならない




あくまでこれは、生徒会長が私を管理下に置くための契約、なのである。



だからちゃんとした彼女じゃない。



私もそれでいいし、最初から本当の告白だとか全く思ってなかったから。



「俺のことは名前で呼べ。北斗と朔以外は苗字知らねぇから」



周りの暴走族のメンバーを見渡しながら神楽会長がそう言う。





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