恋の甘さはヘビィ級
メイは可愛くて、私の憧れ。
外国人モデルをしていた母と日本人の父の元に生まれたメイ。
そのスタイルはズバ抜けていて、小顔が引き立ち、幼顔はギャップをもたらしていた。
ショート丈のトップスにハイウエストのジーンズを着こなす辺り、メイもモデルの素質を兼ね備えているはず。
なのに、メイはそういった事に興味がない。
「はい、ゆりちゃん笑って〜!」
「こう?」
「うんうん、良い感じ。可愛い!…あ、美容院さん、お友達をよろしくお願いします」
後ろに立って待っていたであろう担当をしてくれる女性の美容師さんに、メイはお辞儀をした。
「お友達、仲良いんですね」
「うふふ、過保護なだけですよ」
メイは何よりも私に夢中なの。