恋の甘さはヘビィ級
✱01
Je t'aime.
✱学校、教室、昼休み✱
女生徒「好きです…!」
---教室は今日も騒がしかった。脇目も振らずに告白をする女子生徒。相手は私の幼なじみ、レオン。私はレオと呼んでいる。---
ツインテール姿の女生徒(ヒロイン)は自席から様子を見ていると、レオンは後ろ姿からも分かるくらいに格好を付けていた。
レオン「ありがとう。でも、」
告白をした女子生徒は顔を手で覆った。
後ろ姿からでも分かるくらいのオーラを漂わせるレオンに目をやられたか、赤面した顔を隠したいのか、それとも、目の前にいるレオンとは目を合わせられないのか。
ヒロインは、「キョトン」という言葉が似合いそうなくらいに、澄まし顔。
レオン「俺の好きなタイプと真逆なんだよね」
女生徒「えっ」
教室内は凍りついた。
それは、初めて聞いたレオの冷たい台詞である。女子生徒の付き添いであろう友達が、一番目を見張っていた。
廊下にいた生徒達も一つの静けさを見つけて、私がいる1年A組の観客になろうと生徒が一人二人と増え始めた。
レオン「俺、長身でロングヘアーの子が好きなの。それにサラサラの」
女生徒「えっ…と」
レオン「だから、君、背は低いし髪も短くてポニーテールもできないよね。天然でも無さそうだし」
女生徒「は、はあ」
レオン「物分り良いじゃん」
じゃ、と言いながらレオンは教室を出ていった。
女生徒「好きです…!」
---教室は今日も騒がしかった。脇目も振らずに告白をする女子生徒。相手は私の幼なじみ、レオン。私はレオと呼んでいる。---
ツインテール姿の女生徒(ヒロイン)は自席から様子を見ていると、レオンは後ろ姿からも分かるくらいに格好を付けていた。
レオン「ありがとう。でも、」
告白をした女子生徒は顔を手で覆った。
後ろ姿からでも分かるくらいのオーラを漂わせるレオンに目をやられたか、赤面した顔を隠したいのか、それとも、目の前にいるレオンとは目を合わせられないのか。
ヒロインは、「キョトン」という言葉が似合いそうなくらいに、澄まし顔。
レオン「俺の好きなタイプと真逆なんだよね」
女生徒「えっ」
教室内は凍りついた。
それは、初めて聞いたレオの冷たい台詞である。女子生徒の付き添いであろう友達が、一番目を見張っていた。
廊下にいた生徒達も一つの静けさを見つけて、私がいる1年A組の観客になろうと生徒が一人二人と増え始めた。
レオン「俺、長身でロングヘアーの子が好きなの。それにサラサラの」
女生徒「えっ…と」
レオン「だから、君、背は低いし髪も短くてポニーテールもできないよね。天然でも無さそうだし」
女生徒「は、はあ」
レオン「物分り良いじゃん」
じゃ、と言いながらレオンは教室を出ていった。