ド天然でも鈍感でもありません。




レオがいなくなった教室で、私は首を傾げた。


「あと、一分…」


あと一分でお昼休憩は終わりで、授業が始まる。


「そこ?!」


「メイ、あと一分なのよ?」


幼なじみのメイが、後ろの席から私を突いた。


そこじゃなかったらなんだって言うの。
分かってる、分かってるわ。
レオが告白をいつもされ慣れているということだって…!!


身長171cm(まだ伸びしろ有り)、

ツインテールがトレードマークの(長さはミディアム)、


「私の髪って…」


「そ、そっちよ…」


どうなのかしら。


「メイはボブね」


ニコッと、メイに向かって微笑んでみた。


幼なじみの告白現場には、良い情報が転がって来る事を学んでしまった私である。



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