ド天然でも鈍感でもありません。
おフランスの授業を受けながら、思いにふける
私には、Je t'aime.(ジュ・テーム)と言える相手がこの先現れるのだろうか。
ううん、言い合える相手…それが理想。
この学園には、紳士淑女となるべくした御子息達が集い、日々学びに明け暮れている。
その中でもAクラスは、上層教育に特価していた。
…と、生徒が先生に質問をしている。
「私ロスに居たのですが、I love youとはあまり言わないのです。Je t'aime.のaimerは英語で言うloveですよね、好きはフランス語で何と言うのですか?」
Love…日本語で愛してる。
好きを上回ってくるその言葉を、私もいつか呟くのだろうか。