恋の甘さはヘビィ級

可愛くなりたい





日曜日。


学校がお休みの日に、私は美容院へと街へ出ていた。


いつも家に来てくれる専属美容師さんには申し訳なかったけれど、私は世間の最先端を知りたかったから。


土曜日に、メイとネットで下調べをたくさんした。


今は学校に通いやすい様にと、4人同じマンションに住まわされている。
メイとはお隣さん同士である。



街中は若者で溢れていた。


学園では見受けられない、派手なファッションも、個性的なものも。
全てが新鮮で、街がテーマパークにも見えた。


メイは今日も一緒に着いて来てくれた。


送迎車は途中までにしてもらい、いつもは見ることのできない風景を見たいと強く懇願して、ボディガードも程々にしてもらった。



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