レンズ越しの君へ
「ええっ!?風見さん、涼太に告白されてたの!?マジかよ!あいつやりおるな…」
園田君は涼太君のこと、知ってたみたい。
弟さんの後輩なんだって。
「うーん、三つ年下ねえ。」
冴香は唸った。
やっぱりなんだかんだ言って高校三年生と中学三年生の差は大きいと思う。
だって卒業したら、私は大学生、涼太君は高校生。
時間だってなかなか合わせづらくなるし、今以上に二人とも忙しくなる。
「ちゃんと断ったほうがいいよね。」
涼太君だってもうすぐ高校入試だ。
集中してラストスパートをかけないといけない時期。
今のままの成績なら涼太君はきっと、春日台高校に合格できるはず。
「でもさ、風見さんは?涼太のこと、少しでも好きとか思わなかった?ドキドキしなかった?」
私は、涼太君に…
少しも、ううん、たくさん。
でもそれはいろんな初めてのことをたくさんされたからで。
好きだから、とか恋してるから、とかきっとそういうんじゃない。
園田君は涼太君のこと、知ってたみたい。
弟さんの後輩なんだって。
「うーん、三つ年下ねえ。」
冴香は唸った。
やっぱりなんだかんだ言って高校三年生と中学三年生の差は大きいと思う。
だって卒業したら、私は大学生、涼太君は高校生。
時間だってなかなか合わせづらくなるし、今以上に二人とも忙しくなる。
「ちゃんと断ったほうがいいよね。」
涼太君だってもうすぐ高校入試だ。
集中してラストスパートをかけないといけない時期。
今のままの成績なら涼太君はきっと、春日台高校に合格できるはず。
「でもさ、風見さんは?涼太のこと、少しでも好きとか思わなかった?ドキドキしなかった?」
私は、涼太君に…
少しも、ううん、たくさん。
でもそれはいろんな初めてのことをたくさんされたからで。
好きだから、とか恋してるから、とかきっとそういうんじゃない。