幼なじみは狐の子。2
学校の帰り、恋は一人とぼとぼと家へ向かって歩いていた。
ちょっと前なら宗介と賑やかに家路に着いていたが、その宗介は。
でも自分が悪いのだ。
恋が、ため息をついて最後の角を曲がろうとした時だった。
ポケットから学校に持っていってるケータイが鳴って光った。
メールの差し出し人を見ると宗介となっていた。
To恋
すぐ来い。学校の外ステージ。
恋は制服のまま、もと来た道を走った。
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