女好きのモフモフ白虎様と✕✕な神子
━━━━天界。


ここは神が住まう神聖な場所だ。


『おやおやっ』


禁忌を犯し神に捨てられた、青龍の十六夜(いざよい)が戻ってきた。


どうやら神子の力で闇を癒やし本来の姿に戻れたらしい。

声を掛けてみるか。


『十六夜、おかえり』

『お前は白虎の…?』

『覚えてないなんてヒドイなぁ』

『すまん。俺様は榛名(はるな)の事以外は考えたくないんだ』

「十六夜様…」
榛名は顔が赤く染まった


十六夜は榛名と呼ばれた神子と甘いキスをする


『………』

人前で良くやるなぁと呆れた


「改めまして、十六夜様の神子で…つ、(つがい)になりました榛名と申します」

頭を下げる。そんな仕草が愛おしいと甘々な顔で見つめている十六夜。


『オレは西ノ島の守り神担当の白虎の風雅(ふうが)だよ。宜しくね』






神子か……



そういえば生贄の時期だったか?




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