女好きのモフモフ白虎様と✕✕な神子
学校に着くと変わらない、いつもの光景で平和だったはず…はずなのだが。

『着いて来ちゃった☆』
「きゃあああん!!虎ちゅあん!小ちゃい〜ハァ…ハァ…」


教科書はロッカーに置きっぱなしなので空のはずのスクールバッグの中にいつの間にか白虎の赤ちゃんサイズ風雅(神獣・小)が紛れこんでいたのだ。
紅葉は雑な性格ゆえ重さや違和感にすら気づかずなかった。


「紅葉、ヨダレヨダレ〜」
「うひぃぃぃ〜」
紅葉のテンションがヤバすぎて楓もドン引きしている。


「ちょっとペットの持ち込みは禁止でしょ!」
紅葉をよく思わないクラスメイトが注意をするが、紅葉は興奮しながらも説明する

「この子は間違いなく西ノ島の守り神、白虎様だよ〜うへへ〜巨大化や一般的な虎ちゃんサイズにもなれる優秀な子なんだ〜ちゅっちゅ〜」

風雅(小)にキスしまくる紅葉

それを聞いたクラス中はザワザワっとなる。

「白虎様抱かせてぇー」
「可愛い〜」
『いいよ〜オレが抱いちゃうよ〜』
風雅も満更でもなかった。

「愛くるしい〜モフモフ〜」
「普通の虎に見えるんだな〜」
「大きいの見たいぜ!」
『こっちならいいよ〜』一般的な虎サイズ、風雅(神獣・中)になると「うおおっ」と男子生徒達は興奮した。


担任教師は風雅…白虎には何も言えずに好き勝手させ、黙っていた。
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